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政策提言

2011/07/24

「きっずニア2011松山」に講師として参加

(メールマガジン『やすひさの独り言』2011年7月26日号「未来の職業探しのお手伝い」より)

一昨日24日の日曜日、職業体験イベント「きっずニア松山2011」が松山市小中学校PTA連合会・石井小おやじの会の共催で開催された。これは、一昨年、昨年の2回、石井小学校おやじの会が石井小で開催したイベントを、松山市全体の小中学校生徒を対象に広げたものだ。今回は私も「政治家」とのコーナーを4コマ受け持つ講師の一人として参加。

1000人募集のところ、5000人を超す応募があり、超人気。会場の松山市青少年センターの体育館は、1000人の生徒とその保護者で、熱気むんむん(HPの「ライブレポート」参照)。昨年12月の石井小では美容師、医師、歯科衛生士、パティシエ、大工さんなど15種類の職業だったが、今回は私を含めた25の企業などに加え、自衛隊、警察、消防など多彩な職業を用意。

私の「政治家」とのブースでは、まず国会議員の人数、任期、立候補要件、三権分立、与党・野党、政党、国会の構成、本会議場の座席表、政治家の一日、などを簡単に私から説明(当日の配布資料はHPの「政策提言」参照)した後、「きっずニア国会」で生徒達に国会を体験してもらう。

予算委員会に見立て、3クラスで「脱原発をすべきかどうか?」を議論。中学生もいた1クラスだけ「消費税を引き上げるべきかどうか?」を議論してもらう。私から、まずいくつかのデータを示して問題の所在を説明した後、役割分担。希望者同士のジャンケンで総理大臣、官房長官、経産大臣、財務大臣を選び、後の生徒は与党、野党に別れてもらい、私が予算委員長として議事を進行。皆なかなかよく勉強しており、びっくりするほどしっかりした主張、答弁が活発に出る。

最後に、生徒と保護者に別々に「脱原発に賛成?」かどうか挙手してもらう。意外に子供達の方が冷静で、エネルギー供給ネックや電気料金値上げ、産業の空洞化などから、脱原発には反対、との意思表示をする子供が予想以上にいてびっくり。むしろ、お母さんなど保護者の方が、脱原発派が多かったのが、興味深かった。

一コマ50分間授業を4コマ、立ちっぱなしで授業を行ってみて、先生の仕事は結構体力を使うことがよく分かった。そして同時に、こうした職業体験をしながら、自分は何をやりたいのだろうか、世の中にはこんな職業があるのか、などの発見をできる今の子供達は幸せだ、と思った。

石井小のおやじの会が一昨年から始めたこのイベント。生徒1000人規模での開催は日本でも初めてではないだろうか。「松山市親子ふれあい事業」の一環として、親子ともどもにとって突出して意味ある試みだと、改めて思った。お世話をして下さった皆さん、ありがとうございました。

■参考までに当日配布した資料を掲載いたします。

きっずニア配布資料1
きっずニア配布資料2